珠数かおり 《MOON GAZING FROM GEPPA-RO 02》 リング

*
*
*
*
*
*
*
*
商品検索
最新号より
装うアート01-36
装うアート37-75
見たかった展覧会101-139
見たかった展覧会140-178
見たかった展覧会179-208
絶対銘柄の素描01-29
絶対銘柄の素描30-56
人気作品と連載の作品
HANGA 明日の星たち
ロングセラーのマルチプル
川口喜久雄のシルエット工場
久保裕子の石文鎮
復刻浮世絵
広重「魚づくし」 全20点
広重「花と雨の絵」 全22点
広重「雪の絵」 全20点
広重「月の絵」 全20点
話題の画集・作品集
坂口國男 油彩画作品集
HOME 最新号より一覧 装うアート01-36一覧 商品詳細
買物カゴを見る
珠数かおり 《MOON GAZING FROM GEPPA-RO 02》 リング



装身イメージ。「桂離宮の茶亭『月波楼』での観月にインスパイアされました」と作家
商品名: 珠数かおり 《MOON GAZING FROM GEPPA-RO 02》 リング
商品番号: 20060022
販売価格:

\180,000

消費税: \18,000 外税

商品詳細
2.6×2.7(トップ部分/指輪はサイズ調整可) 七宝、ガラス、銅、18金、赤銅


革新の七宝技法が映す四季
アップデートされる装いの伝統

 七宝は、ジュエリーに色を取り込む際の代表的な手法のひとつである。(中略)デンマーク・ボンホルム島を拠点に制作する珠数かおりは、この技法に独自の工夫を凝らす。色や質感の異なる釉薬を振りかけては焼成するという手順を繰りかえすことで、七宝表現においては画期的な色の重ねを表現するのだ。点描画を思わせる抑制の効いた色彩は、積層をつくり深みのある階調を織りなす。
 みずからの制作プロセスを「カタチとイロとサイズの出会い」とよぶ珠数のジュエリーのもうひとつの特徴は「折り」である。珠数作品における折りは、造形の中に埋没せず、平面が立体に立ち上がろうとする瞬間をとどめる。色が見せる深遠な表層と、造形による空間的な広がりとが呼応して、独特の魅力をつくりあげるのである。(中略)
 珠数の作品は、外の風景を一望できる大きな窓に面した作業台で生みだされる。それゆえ、たとえ具体的な風物が作品中に登場せずとも、窓から射す光や周囲の空気感はきっと、作品のなかに凝縮されているはずである。作家自身、2009年に「becoming」と題したシリーズを制作した際、特に意識していなかったにもかかわらず、完成作にその季節にぴったりの色味が反映されているのを見て驚いた、と話す。
 かように、作品を季節の写し絵と考えるならば、珠数のジュエリーはまさに、季節感を着物の絵柄や小物の合わせで表現してきた日本古来の装いの美学に連なる作品であり、それが技法や造形によって今日的にアップデートされたひとつの在り方とみなすことができるのではないだろうか。
 技法や造形の革新と、装いの伝統とが共存する珠数のジュエリーは、身にまとわれ、誰かの目に映る四季折々の景色を彩るのである。
(秋山真樹子/ライター・翻訳家)


1978年福岡県生まれ。2002年上智大学外国語学部イスパニア語学科卒業。同年デンマークに渡り地元のアートスクールで学んだ後、同国人間国宝のピア・スントゥン氏に師事。08年ゴールドスミス(宝飾品細工師)の称号を取得し独立、国内外で展覧会を中心に活動。作品収蔵先にデンマークデザイン美術館など。現在、デンマーク在住。


この作品は美術誌「月刊美術」との連動企画です。作品の応募は2020年6月10日(水)を締め切りとしてご応募を受け付け、応募多数の場合は抽選いたします。
締切日を過ぎても作品についてのお問合せは承りますが、販売不可の場合や価格が変動することもあります。

注文数を入力し、「買い物カゴに入れる」をクリックして下さい。
注文数
このページの先頭へ
HOME 最新号より一覧 装うアート01-36一覧 商品詳細
買物カゴを見る