寺嶋孝佳 《JYUZUTSUNAGI》 ネックレス

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寺嶋孝佳 《JYUZUTSUNAGI》 ネックレス





《JYUZUTSUNAGI》を連ねていった様子。
商品名: 寺嶋孝佳 《JYUZUTSUNAGI》 ネックレス
商品番号: 20060025
販売価格:

\100,000

消費税: \10,000 外税
規格: 径約2cm 漆、注文者の毛髪(5cm程度の小さな束)、紐

商品詳細
身に着ける人それぞれの
「ストーリー」に寄り添うかたち

 コンテンポラリージュエリーの中心地であるドイツ・ミュンヘンでオットー・クンツリらカリスマ作家の薫陶を受け、現在も同地を拠点に活躍する寺嶋孝佳。次世代の日本人作家の中でも、最も意欲的な展開をみせる注目株の一人だ。その近年の制作テーマは「作家と着用者が一緒に装身具を作る」。
「何かを身に着けるということは、本来、とてもプリミティブでパーソナルな行為だと思うんです。例えば子どもの頃、河原でみつけた綺麗な石をいつも持ち歩かずにはいられなかった、というような……。そういう、身に着ける人の根源に関わるジュエリーを作りたい」
 制作の軸に据えるのは、渡独以前に東京藝術大学で修めたさまざまな工芸技法、素材である。だがそれは、いわゆる明治工芸的な超絶技巧を成すためではなく、日本的な精神性――人と人の心の繋がり、「絆」を表現する依り代としての要素が大きい、とも。
 最新作《JYUZUTSUNAGI》ではそれがより前面に。素材はなんと、購入者の毛髪の束。それを漆で"珠"にする作品だ。
「私自身、自分と妻の髪の毛を使用して作りました。これをいずれ私たちの娘に渡します。いつか娘が大切なパートナーを見つけたり、新しい命を授かった時に、新たな"珠"を制作し、さらに次の世代へ託します。毛髪も漆も4000年以上残る素材だからこそ可能な作品です。
 家族や血縁はもちろん、仲間や師弟など、さまざまな『絆』が世代を超えて受け継がれ、絶えず"珠"が増え続ける。少子化や後継者不足などが問題視される中、永遠に完成しない、完成してほしくない。終わりのない『絆』のかたちです」
 恩師オットー・クンツリは、常々「ストーリーを大事にしろ」と語っていたという。作品を身に着ける人それぞれが重ねてきた唯一無二のストーリー、そこにアプローチする制作スタンスが「装うアート」の新たな地平を切り拓く。   
(編集部)


1986年千葉県生まれ。2011年東京藝術大学卒業後、12 〜 14年ミュンヘン美術院でオットー・クンツリに師事。15年東京藝術大学大学院美術研究科彫金専攻修了後、再度ミュンヘン美術院へ。17年ポーラ美術振興財団の在外研修助成を受け、18年に同美術院ディプロマ修了、マイスターシューラ取得。応用芸術ヨーロッパ賞新人賞受賞。現在、ドイツ在住。



この作品は美術誌「月刊美術」との連動企画です。作品の応募は2020年6月10日(水)を締め切りとしてご応募を受け付け、応募多数の場合は抽選いたします。
締切日を過ぎても作品についてのお問合せは承りますが、販売不可の場合や価格が変動することもあります。

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